アジングのラインで、使用するラインの種類や太さに悩んでいる方へ。
ナイロン・フロロ・PE・エステルで使用するラインの太さを知りたい。細いラインのメリット・デメリットを理解したいと考えていませんか?
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- アジングで使用する太さについて
- ラインの種類やラインの特徴
- 釣り場の状況でラインの種類も変わる
- 水温でも使用するラインが変わる(プロ)
この記事を書いている僕は釣り暦22年でアジング暦は2年です。
このアジングラインについてDUO・テトラワークス責任者の萩原徹さん(はぎはら・とおる)が分かりやすく解説してくれます。
萩原徹さん
アジング・メバルなどのライトゲーム
ショアジギング・バス釣りと何でも釣りをするDUO・テトラワークスの責任者。

萩原さん、よろしくお願いします。

僕が考えるラインについて分かりやすく説明しますね!
※この記事は約10分で読み終わります。
—スポンサーリンク—
太さについて
基本は1番細いライン、もしくは扱える範囲の中で一番細いものを使用しています。
細いラインを使う事で、
- 飛距離が出る
- 軽いルアーを飛ばす事が可能
- 扱いやすくなる
1.飛距離が出る
まず細いラインを使用する事で、ラインにかかる抵抗が減り(釣り竿の接触部分など)飛距離がでます。
飛距離を出す事ができる為、アジングで使用する軽いルアーを遠くに飛ばす事が出来るのが最大のメリット!
2.扱いやすくなる。
海で釣りをする際、風や波などラインに影響を与える物が存在します。
太いラインを使用すると強い横風でラインが風に引っ張られルアーが横に流されたり…潮の流れを受けやすくもなる。
3.レンジコントロールしやすい
太いラインの場合、水の表面張力により引っ張られ狙ったレンジをコントロールしにくくもなる。
細いラインだとレンジコントロールしやすく、扱うルアー(ジグ)が水中でイメージしやすくなります。ラインが太いとルアーよりもラインが潮の影響を受けすぎて何をやっているか分からないようにもなる!

これは実際に萩原さんの竿を使わせてもらった時に僕は驚きを感じました。
使用する竿も関係がありますが、ラインを細くする事で投げてて楽しい釣りにもなります♪

実際に投げてて何をやっているか分からないと大変だよね! 細くするとデメリットももちろんあるけど、できるだけ細い物が僕のオススメです。
—スポンサーリンク—
種類によって太さは違います。
ラインをできるだけ細くすると言っても、アジングで使用するラインの種類は大きく分けて4種類存在します。
使用する状況や種類によって太さが変わるので気を付けてください!
※各ラインの太さを紹介していますが、あくまでもアジングで使用するラインの設定です。
ナイロンライン
1番安く、扱いやすいナイロンライン
欠点は伸びる糸なので、小さい小魚の食べる感覚が分かりずらい糸です。そのためボトムを取る時(水深の底を調べる)に慣れている人でもわかりずらい物になっています。
初心者にはトラブルが少なくオススメできますが、ある程度慣れたら違うラインにする事が良い!
このナイロンラインの太さですが、2ポンド(LB)をベースに使用するフィールドで太さをかえましょう!
2ポンド(LB)で問題なく釣りが出来るのであれば更に細くし、よりテクニカルにっ!!
フロロ
伸びも少なくアジングにはオススメのライン!
欠点は糸が沈む物なので、遠くに投げて放置をすると沈み続ける事です。その為、糸の感覚やアワセが乗らなくなる事もあり。
アジングでは放置する事が少ないので問題ないイメージ
このフロロも2ポンド(LB)をベースにし、太さを調整しましょう!
1LBとかでもメリットがありますが、小型のシーバス・タチウオがいる場合は、太くする対策などをしましょう!
PE
値段が高いが、飛距離・感度ともに優れている糸で、遠投・水深の深い場所・大型のアジを狙う時に効果的。
一般的なアジングでは想定しない場所ですが水深20m以下の場合、水圧で小型の魚でもラインが切れる事があります。
PEラインは伸びが少ないので、遠投でもアタリも取りやすい魅力的なライン
ただ根ズレによる固い物の摩擦に弱い糸なので、テトラポットや岩が多い場所では切れやすくリーダーと言われる糸を付けないと切れやすいので釣りを始めたばかりの人には不向きの糸かもしれません。
PEラインの太さは、基本0.3号でアジングでは万能に扱えます。
重いルアーで遠投をするなら0.4号でも◎、1gのジグを投げるなら、0.1~0.2号でも♪
ただ軽いジグを投げるならエステルラインの方がメリットが多いので、水深の深い場所や大型を狙う場合はPEラインがオススメです。
ポリエステルライン
アジングで一番人気のある糸
伸びが少ない・風の影響受けにくい・ラインに比重があるのでレンジをキープしやすいラインで、近距離の軽いジグでオススメ。
デメリットは瞬間的な負荷に弱い糸、手で引っ張って切れてしまいます。
その為、ドラグの調整・リーダーが必要になるので扱うのが他のラインと比べて少々大変
エステルの太さは0.2号(1LB)をベースに切れるようなら少し太くしましょう!
リーダー
PEライン・エステルラインには基本リーダーと言われる糸を使います。
このリーダーを付ける理由ですが、PEラインは根ズレ(固い物に弱く)、エステルラインは瞬間的強度など、そのままで使用すると切れる可能性の高い糸になっています。
リーダーの太さは、使用するルアーや糸で変わりますが、
- PEライン0.3号ならリーダーは4LB前後
- エステルライン1LBなら3LBを目安に!
リーダーの長さ・種類
アジングで使用する長さは約40㎝前後
リーダーの種類はナイロンかフロロラインを使用、フロロを使用するのが一般的です。
—スポンサーリンク—
釣り場の状況でラインの種類も変わる
萩原さんは基本エステルライン0.2号(1LB)+リーダー3lb(40cm)をオールシーズン使っています。
でも釣り場の状況によっては、重い物(キャロ・フロート)で遠投する場合やボートアジングで水深20mもある場所を狙う場合はPEをお勧めします。
この理由は、重いルアーを投げる場合エステルは切れやすい。遠投する場合PEラインの方が飛距離が出る・伸びが少ないので魚のアタリも分かりやすい
地域によってもラインの変化はあるはず
海藻や藻など、柔らかい植物が多い海ではエステルラインを使用するよりもフロロが良い場合もあるはすです。(フロロは柔らかい物に強いライン)
このように基本はエステルラインをメインに使用する事も良いですが、しっかり釣り場の状況・魚の大きさ・使用するルアーなど細かい事に工夫や気配りができると釣果は劇的に変わります!
水温で使用するラインメーカーが変わる
この話は…正直、釣りに行く回数が多い人・プロ目線の内容の話です(笑)
一般的には水温・気温でラインメーカーを変える人は少ないのが事実。覚える事のないような感じがしますが目からウロコが落ちる内容
日本は季節があり、春・夏・秋・冬と季節が変わる国です。季節が変わる事によって気温が変わる!
気温が変わる事で水温を変わっていきます。気温・水温が変われば魚の種類・居場所・釣れ方も変化するのも事実です。
それ以外にもラインも気温・水温が変われば変化もします!
たとえば、水なら冷たくなれば固く重くなる。 石鹸だって温かい場所なら柔らかいけど、寒い場所なら固くなりますよね?
ラインも同じで、寒い時期は固くなります。
萩原さんは気温が高い時は硬めのものを選んで使い、真冬などは少し柔らかいもの(しなやか)を使っています。
このような情報は毎年開催されるフィッシングショーでDUOブースで萩原さんがトークショーで話しているので、もっともっとアジを釣りたい人にはオススメです(*’▽’)